ミニチュアダックスとは
ダックスはヨーロッパで改良された猟犬です。 ダックスとはドイツ語でアナグマのことだそうで、もともとアナグマの狩猟犬として誕生しました。スタンダードからミニチュアへの改良は、ウサギなどさらに小型の動物の狩猟犬を作ることが目的でした。 ダックスのいろいろな毛質も、さまざまな狩猟の環境に適応するように作りだされたのです。あの短い足はテリア同様、穴の中の動物を追い出すためのものでした。 ミニチュアダックスの性格と健康上の注意点狩猟犬らしく機敏で活発、また愛情も深く魅力的な犬種です。短足と胴長の体つきはユーモラスな雰囲気で、ちょこちょこ歩く姿が可愛らしいですね。従順で明朗、家族にもよくなつき、番犬としても適しています。
驚くほどスタミナがあります。1日1、2回は屋外へ出して運動させてやってください。筋肉、特に背筋をつける運動をさせてやると、椎間板ヘルニアの予防にもなります。 ダックスフントの容姿と特徴何と言っても、特徴的なのはその胴長短足の容姿で、人間の胴長短足の代名詞・比喩にもこの名が用いられるほどです。 顔は面長で、尾は長く、耳は下に垂れる形をしています。鼻孔が開いて空気を取り入れやすい形状で、鼻(マズル)が長く鼻腔内の面積が広いため、嗅覚に優れています。鼻の色は、基本的には黒ですが、一部の茶系の毛色の犬種においては、レバー色のものもいます。 また、胸が十分に発達しています。骨端が突き出ているので、前から見ると楕円形をしています。あばらはよく張って腹部につながっています。地低く、短脚で、体長は長いが、引き締まった体格です。非常に筋肉質であり、向う気が強い頭部の保持と、警戒心に富んだ表情を見せます。長い体に対して短い脚ですが、不具合であったり、モタモタしたり、また歩様が制限されるようなことはありません。
毛質は大きく分けてスムースヘアード・ロングへアード・ワイヤーヘアードの3種類があります。
ダックスフントは、非常に多くの毛色があることで知られています。また、毛質ごとにその色は分かれます。 ダックスフントのサイズは、スタンダード・ミニチュア・カニンヘン(カニーンヘン、カニヘン)の3つに分かれ、各国の協会において、理想のサイズが定められています。 しかし、仔犬時の血統書において、ミニチュア・カニンヘンと明記されていても、骨格のつくりによって、協会の理想と異なる体型になることはあります。よって、個々の骨格にあった理想体型を把握し、栄養失調や肥満、痩せすぎや太りすぎ等に注意した上で健康維持が必要です。 この項の出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ダックスフントの歴史ダックスフントの祖先と考えられる犬の壁画彫刻ダックスフントの起源は古く、最も古いものでは古代エジプトの壁画にダックスフントと酷似する犬種が刻まれています。しかし、現在のダックスフントの起源は、中世ヨーロッパであると考えるのが妥当でしょう。 現在のダックスフントは、スイスのジュラ山岳地方のジュラ・ハウンドが祖先犬と言われ、12世紀頃、ドイツやオーストリアの山岳地帯にいた中型ピンシェルとの交雑によって今日のスムーズヘアード種の基礎犬が作られたと伝えられている。当時は体重10?20kgと大きかったようで、シュナウザーを配して、更に他のテリアによってワイヤーヘアード種ができました。またロングヘアード種は15世紀頃、スパニエルとの交雑によって作出されましたが、どこでなされたのかは定かではありません。 本来、ダックスフントは名前の表す通り、体重15kg程もあるアナグマを猟るため、また、負傷した獲物の捜索及び追跡のために農夫などによって改良された犬種で、「Bracken(狩猟)」の時代から特に地下での狩猟に適するよう繁殖されてきた歴史があります。当時、ダックスフントはドイツ国内においてはテッケルやテカル、ダッケルと呼んでいたと言われています。19世紀頃、ミニチュアとカニンヘン(兎という意味)がスタンダードが入ることのできない小さな穴に入って、アナグマのみならず、ネズミや穴ウサギ、テンを猟るために改良されて誕生したようです。また、この頃からアメリカや他の国へも少しずつ輸出されるようになったらしく、そのダックスフントの繁殖に尽力していたと言われる最古のクラブは、1888年に創立されたドイツテッケルクラブ(Deutscher Teckelklub)です。 この項の出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ダックスフントの飼育上の注意胴体が長いことから関節(特に腰)への負担が大きいため、ヘルニアを代表とする関節疾患にかかりやすいです。そのため、ジャンプ・高い所や階段の昇降・肥満等には注意が必要です。また、滑りやすい床や路面に対しても配慮が必要です。 足が短いことから地面とお腹が近いため、地面が熱い時の散歩は熱中症になりやすいです。そのため、地面の熱い時間帯の散歩を避け、散歩後の十分な水分補給が必要です。特に妊娠中や子犬は、ますます地面とお腹が近いことも覚えておくべきでしょう。 近年、小型化や肥満防止を目的として十分な量の餌を与えられず、栄養失調やカルシウム不足等になるケースも増えています。素人による安易な餌の制限やダイエットはせずに、獣医等の相談の元で体型を維持していくべきでしょう。 また、素人や勉強不足なブリーダーによる繁殖が問題になっています。この犬種は毛色の掛け合わせが諸疾患と関係があることはよく知られていますが、ペットブームの影に起こなわれた乱繁殖により、父母の毛色だけでなく、先祖の毛色(遺伝子)を調べることも重要になっています。さらに、てんかん、股関節形成不全等の遺伝性疾患を受け継いだり、障害を持ち生まれてくる場合も少なくありません。また、飼い主の事情で保健所に持ち込まれる問題も重なり、最近は「素人は繁殖してはいけない」という考えが広まっています。また、動物愛護法の改正により、登録の無い者は有償での犬の譲渡ができません。 この項の出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 |